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  3. ステート・コントロール


ステート・コントロール


心身は有機一体


思考、感情、身体は、それぞれが関連しあって反応する。

*イメージ図

気持ちの問題は、言動の課題にすることが出来る。
あなたの状態が、あなたの人生でもある。

感情:理性、危険を避ける事ができる。感動が出来る。<動機>
思考:知性、言語、<自身>
行動:姿勢、身体、<未来>

・スキップをしながら、泣けない
・うそ泣きをしていると悲しくなる
・笑い袋

Art


状態管理
「全力をだせるかどうかより、全力をだせる状態かどうか」

・橋割り
・正座して中心を決めると、押されても動かない

バランスよく立つ
足の親指で地面をつかむ感覚と、丹田が締まる感覚

中心感覚が分かること、人間は動物だから動きを整えるとバランスに向かう。
型を守りながら心を整える―>道=過程(プロセス)

禅定の心得
調身、調息、調心

あなたの状態があなたの人生である。

Work


・上を向いた時の思考の状態、下を向いた時の思考の状態を確認する。

・言葉を変えた時の、身体の状態を確認する。
 *キネシオロジー(外部リンク)
 *バイオメカニクス(外部リンク)

・イメージで手を回していく(イメージ・トレーニング)
 *気功(外部リンク)

Note


「脳の中に表象される身体が、われわれが心として経験している神経的プロセスに対する不可欠な基準を構成しているということ。ある絶 対的な外界のリアリティではなく、人間の有機体そのものが外界の構築に対するーそして人間の経験の本質であり、つねに現在のような感 覚をもつ主観性の構築に対するー基準として使われているということ。われわれのもっとも洗練された思考、最善の行動、最高の喜び、最 大の悲しみ。それらは身体を判断基準に使っている。
 驚くべきことかもしれないが、心は統合的な有機体の中に、そしてその有機体のために存在している。生物の進化において、個人の発達 において、そしてこの瞬間において、もし身体と脳の相互作用がなかったら、われわれの心は、いまあるものとはちがっていただろう。
 心はまず、身体に関するものでなければならなかった。そうでなければ、心は存在し得なかっただろう。身体が継続的に提示する根本基 準をもとに、その後、心はリアルなもの、想像上のものを数多く使えるようになった。」
アントニオ・R・ダマシオ(田中三彦訳『生存する脳ー心と脳の身体の神秘』講談社、2000年1月、p.31)

「身体で感じ覚えたことは、私たちを不安定な心を、石のごとくしっかりと安定させ動じない力強さを与えてくれる。ルールをよく理解す る ことによって、初めてそのスポーツなり、ゲームなりの良さが分かる。」
裏千家十五世家元 千宗室


他人は伝染する
脳が創り出す多くの錯覚の一つに自己の感覚がある。私は自分自身を、流れゆく世界の中で確固とした島のような存在として体験する。一 方、英文学者はあるときは好意的、またあるときは批判的で、どうしようもなく気まぐれな存在である。だが、彼女と私はまったく似てい ないのに、彼女の気分の変化は私はいやおうなく反応してしまう。彼女のようすには伝染性がある。私は彼女をついつい模倣してしまうの だ。しかしこれは彼女だけのことではない。それは誰にでも起こる。

他社という存在は高い伝染性をもつ。それは頭で考えただけでも起きる。先入観や相手の行動を観察することによって、あなたは関わって いる相手と少しの間だか自然と似通ってくる。この効果のおかげで、あなたは相手の次の行動をより容易に予測できるようになるのであ る。
(引用:クリス・フリス、大堀壽夫訳『心をつくるー脳が生みだす心の世界』岩波書店、2009年55月、p.214-215)