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言葉の前提
言葉を分解すると、その人の世界観が分かる。何を制限し、何を心配し、何を希望しているか。
・過去のプロセス、記憶、体験、ストラテジー、等
・未来の想像、不安、心配、希望、等
これらを確認し、導き出せる質問や提案で、新しい世界観を提供することが出来る。
Art
全ての言葉に前提がある
するためには、それが出来る ―>能力
認識するためには、存在する ―>経験
・あること、ないこと
・あるもの、ないもの
・出来ること、出来ないこと
・知っていること、知らないこと
・そのものの対照、反対にあるもの
・環境、行動、能力、イメージ
「通信費がかかる」
・通信費がかかる何かがある
・通信をしている
・通信をしている誰かがいる
・通信をされている誰かがいる
・通信費を払っている誰かがいる
・通信費を払われている誰かがいる
・通信を何かでしている
・通信するには費用がかかる
・その通信費を節約したいと思っている誰かがいる
・節約するには何かしらの行動がいる
・これから先も通信を続ける予定である
・これから先も通信費を払い続ける予定である
・節約することで何かが良くなると思っている。
「反対されたら、反論できない」
反対が何かを知っている。賛成が存在することを知っている。反対する相手がいる。反対されることを知っている。反対される何かがあ
る。反対されることをしている。反論を知っている。正論があることを知っている。反論する相手がいる。反対されたら反論しなければな
らないと思っている。反論することを止めている何かがある。反論を持っている。
Work
出力のための質問
「暑いと腹が立つ」
暑いことが何かを知っている。暑くないことを知っている。暑いと感じる事ができる。腹を立てることが出来る。暑いと腹が立つのが関連
している。腹が立たないことを知っている。腹が立つことは何かを知っている。
質問
・どれくらい暑いと腹が立つのか?
・いつから腹が立つようになったのか?
・腹を立てるということを、どうやって出来るようになったのか?
・腹を立てると涼しくなるのか?
・アフリカに行ったら、ずっと腹を立てているのか?
・夏はずっと腹が立っているのか?
・寒いと腹が立たないのか?
・涼しくなると、腹は座るのか?
・涼しさを感じるために、腹を立てることはどれくらい有効なの?
Point
相手に伝えるメッセージ等によって質問の内容は変わります。
前提からの提案を検討する
洗面所で他人にハンカチを貸してもいいと思う状況で、
「ハンカチ持ってますよ」
・相手が好意的にハンカチを受け取るはずだというビリーフの前提がある。
・相手がハンカチを必要としているはずだという予測がある。
・相手はハンカチを持っていないはずだという予測がある。
・相手はハンカチを借りることが出来るということを予測するはずだという予測がある。
・私は行為の主体ではないことを知らせたい前提がある。
・より相手の判断に任せている。
◎自分の結論→相手がハンカチを必要としているかどうか、判断していない。
「ハンカチをお貸ししましょうか」
・相手は、ハンカチを貸してもらってまで使いたいと思っているかどうか判断していない。
・私のしたいことの主張はしているが、判断はより相手に任せている。
・相手がNoを言う可能性は低いと予測している。
◎自分の結論→ハンカチを貸す覚悟に欠ける。
「よかったらハンカチをお使いください」
・私の意思を明らかにしている。
・Noと言われる可能性があることも知っている。
Note
前提は、フレーミングに有効に使えるほか、質問やコーチングには必要な概念です。
Use
フレーミング
プレゼンテーション
コーチング
コミュニケーション