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キャリブレーション


私たちは、自分の抱いた考えに対し、自分自身で反応している。つまり予測して、判断している。勝手に想像して、こうだと判断してい る。それが時には、思い込みとなる。

観察をすることは、思い込みを解除する適切な手段である。

相手がどのような心理状態にあるのかを、言葉以外のサインで見分けるための情報収集の方法である。ある人が様々な心理状態を経験して いるときに、その人の外面に現れている状態や変化を見分ける。

Art


◎状態のキャリブレーション
・顔の変化
 *顔の変化の場所(別ウインドウで表示 します)
・呼吸のパターン、感覚、早さ(肩、胸、腹)
・筋肉の状態
(極微筋肉運動)

・言語パターン
・よく使う言語やフレーズ
・パラバーバル
・優位な表象システムの叙述後
・ステイトの変化
・アソシエイトかデソシエイトか
・時制
・モダルオペレーター

Work

観察力トレーニング

◎瞬間(1~2秒)に見たものの特徴を挙げる
(色、形状、長さ、左右、場所、数字)
・看板の電話番号を2~3秒で覚える
・ナンバープレートを2~3秒で覚える
・人の服装や持ち物や色を2~3秒で覚える
・ポスターの色や配置を2~3秒でで覚える
―>情報伝達を文字ではなくイメージに頼る

理解しなければならないというビリーフの解放に関連する。
また言葉の音声化は、文字情報の理解に必ず必要な要素ではないことが、研究の結果分かっている。

◎ノンバーバル動作の観測
脳が変わらない限り、変わらない特徴、行動パターン、無意識の行動、環境や身体の影響を受けないものの、変化のデータを見つける。
・表情:アンバランス、バランス、弛緩、収縮、口元、鼻
・声 :気道の弛緩、収縮、語尾の上げ下げ、強調、語尾の長短
・動き:手の動き、足の動き、首
その人の意味付け、信念、前提が、言動として現れる。

◎周辺視野を確認する
両手を左右、上下に広げる。手の先が見える位置を確認する
視野の99%は周辺視野である。視界辺域への注意を高めることによって、次のようなメリットが有る。
・注意深く運転ができる ・カードゲームに強くなる 
・合唱がうまくなる ・騒々しいオフィスでも機能的に仕事ができる 
・店で物を見つけるのが早くなる ・タイプのスピードが早くなる 等
瞳孔の拡大は、辺縁視力を向上させる―>周辺視野を広げる

◎視覚と聴覚を確認する
・速読トレーニング
先を見ながら読む。アナウンサーは原稿を読むとき、目は読んでいるところより先を負っている。
ゲームをする時、次の手を見ている。

◎認知バイアス
○視覚の確認

・携帯電話や財布、カードを描いて、後に実際の大きさと比較する
・コイン、お札を描いて、後に実際の大きさと比較する
○聴覚デジタルの確認
・一定の長さ(ex.20センチ)をフリーハンドで書く
(認知バイアスは、価値観、信念に関わる)

◎時間を確認する
・一定の時間(ex.30秒)を自分の感覚で確認する
(周辺環境によって変化する。青色は速く、赤色は遅くなる)

◎空間認識を確認する
(右脳がコントロールしている)
・目を閉じて、普段行っている作業を行う
・目を閉じて、先に確認した印の位置まで直線で移動する

◎体感(身体感覚)トレーニング
・糸を紙(本)の間に挟んで、確認できる枚数を増やしていく
・目を閉じて、指先で10円玉と100円玉の違いを確認する

◎注意が進行する方向を確認
(メタ・プログラムに関連する)
・大枠から詳細、あるいは詳細から大枠

◎反応を観察する
相手に次の2フレーズを言ってもらう。
「私は桜の花が大好き」
「私は桜の花が大嫌い」
反応の違いを観察する。
point>好きと嫌いがはっきりしている要素を選択する。

Note


言語パターンの観察
淡路駅から日本橋駅までの間、途中から乗車し、隣に座った女性親子、10分位の間。
年配、おそらく70歳代が「この子がよくしてくれますの」と言うと、若い女性が、おそらく50歳代前後が、「うちの母、ボケてるんで す」と、決まったように言う。「母」がいろいろ私に喋りかけていると、しばらくすると、「娘」が必ず「うちの母、ボケてるんです」と いう。それを「娘」が言うと、必ずそのすぐ後に「母」が「この子がよくしてくれますの」と言うパターンを発見した。私が「娘」に、お 母さん、よく分かってますよ」と言うと、「母」は少々リラックスして、ニコッと笑った。彼らが先に降りた駅で、私に手を振っていた わ。


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