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フィードバック


したいこと、自分自身の理想に対して、成功を確認することと、不具合を発見し、新しいやり方を創造するプロセス。

可能性に注意を向ける


「フィードバックが最大限に活動できる状態を考えてみよう。即ち、知覚し、注意する能力がフル回転している状態だ。からだはしびれ ていない。充分に、自分の動き、ラケットの動きを感じている。視力は充分で、ボールの動きをはっきり見る。ボールと自分の肉体の相互 関係が逐一データとして残り、次の行動に還元されていく。」
W.T.ガルウェイ(後藤新弥訳『インナーテニス こころで打つ!!』平成19年、日刊スポーツ出版社、p.156)

「人間は常に自己成長の過程にあり、自己実現に向けて絶えず、成長しようとする存在である」
マズロー

「負け方を研究しないで、優勝した人を見たことがない」
ジャック・二クラウス

「上手くいかない方法を一つ捨てるたびに、また一歩前進する」
トーマス・エジソン

Art


フィードバックとは、ある目標に対して、現在どういう状態であるかを示す。向上するには、どうする必要があるのかを問う。可能性に注 意を向ける方法。同じ間違いを繰り返さないために、過去の経験を踏まえて、未来を見ていく。
「何をしたか」よりも「何が起こったか」に注意を向け、選択肢を増やしていく過程である。

したいことや理想に対して、成功と不具合を発見し、新しいやり方を創造するプロセス。
このフィードバックの過程で、こうあるあず、こうしなければならない、の思い込みなど、上手くいかないことの要因が明らかになる。

*成功のサイクル(別ページで開きます)

output
・何をしたのか?
・何が起こったのか?

feedback
①出来たことは何か、上手くいったことは何か、良かったことは何か?
②工夫したことは何か、改善点は何か?(現実を認識する)
  どうしたいのか(目標)
  実現すれば何が得られるのか(目的:その行動の意図は何か?)
④もっと他にいい方法は何か、次に何をすればいいのか?(可能性を考える)
⑤どうすれば、もっとよく出来るのか、それはどのようにするのか?(行動を考える)

Point

・特定の行為に対して、具体的で客観的な事実であること
・「なぜ(分析)」ではなく、「何」が起こったのかに注意を向ける
・推測や憶測ではないこと
・解決策ではないこと
・「私は~」のメッセージであること
・当人比であること

参考:期待をかけることの効果>ピ グマリオン効果(外部リンク)

Work


質問


①上手く行った点は何でしょうか。 それはどれくらい、例えば何%くらい上手く行ったでしょうか。
②次、良くするために、何を変更(増やす、減らす)すればいいでしょうか。
③その行動の意図は何でしょうか。
④それは、何をすればいいでしょうか。

今日と明日のための質問


①今日は何をしたでしょうか。
②そのことによって、何を学んだでしょうか。
③その学びは、あなたの未来にどう役立つと思うでしょうか。

Note


もし失敗が許されないなら、私たちは今ここに存在していない。私たちは常に失敗から学び、発展していく。

私たちは現実の世界を変化させることよりも、現実を経験する方法を変化させることの方が、もっと現実的で効果的です。

(既知)応用/(未知)活用
一番いい練習場所は、現場である

「プロは限りなく改善し続ける」

 コミュニケーションが失敗したことは、相手が次に何をするのか予測が外れたときにわかる。しかしこのプロセスはそれだけで終わらな い。コミュニケーションが失敗したとわかればやり方を変えることができる。どのようにコミュニケーションの仕方を変えればよいかヒン トを得ることもできる。自分の考えと相手の考えのモデルを比べて、両者が違っていたとしよう。これは予測の誤りである。しかし失敗の 本質を検分することもできる。自分の考えと相手の考えのモデルの相違点は正確には何だろうか? 予測の誤りの本質がわかれば、どのポ イントを強調すべきで、どのポイントが重要でないのか、というようにコミュニケーションの方法の考え方がわかる。言葉を選ぶときには 伝えたい意味に合ったものを選ぶだけでなく、話す相手に合った言葉を選ばなくてはならない。話を重ねるほど、どんな言葉がふさわしい かよくわかるようになる。それは自分が知覚する周りの世界が目をこらすほどはっきりするのと同じである。(引用:クリス・フリス 大 堀壽夫訳『心をつくるー脳が生みだす心の世界』岩波書店、2009年5月、p.216)

問題意識より改善意識
判断するのはまだ早い