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  3. 個性の理解(リソース:resource)

個性の理解(リソース:resource)


多くの人が作りだしている問題は、他人と比較して、自分には能力はないと思い込んでいる事です。能力とは元々備わっているもので、そ れを活用するための情報が不足しているだけにしかすぎません。コミュニケーションは、人々が定義している能力についての不具合を発見 し、本質的に持っている個性を確認することで、より良くなります。本質的な個性を理解した人は、自分自身の能力を発揮し、また他の 人々を認めることが容易になります。

「世の中に不必要なものはない、必要だから存在しているのである」という考え方があるように、個人のもつ性質や資質についても、同じ です。それが不具合を起こすのは、上手くいかない方法があるからです。

また「センス」もリソースです。

リソース(resource)とは、その人が持っている資質や資源のこと。内的なリソースと、外的なリソースがあります。
 
・問題のあるところにリソースがある。
・努力しないで出来る事は能力である

*リソースリスト(.pdf)

①すでに持っている項目をチェックします。
②これから欲しいと思っている項目をチェックします。

Art


「好きこそものの上手なれ」とも言われるように、好きな事、得意な事はどんなことであれ、あなたのリソースから生まれます。

①あなたが仕事でもプライベートでも「好きなこと」や「得意なこと」をいくつか挙げてください。
例えば「料理をすること」や「テレビを見ること」のように書いてください。必ず最後は「~こと」を付けてください。そうすることであ なたは次の答えを正確に導くことが出来ます。

②あなたの「好きなこと」や「得意なこと」について、それぞれ何をしたり、何が出来たりすることが楽しいのでしょうか。
例えば「料理をすること:何も考えずに手を動かすのが楽しい」とか「テレビを見ること:新しい世界を想像するのが楽しい」などです。

③あなたの「楽しい」ことが出来る人は、どのようなリソースがあるからなのでしょうか。


*リソース発見シート(.pdf)

Work


性格の再定義 (1)

Point -->> 肯定的意図を導き出す。

① Being どういう人でありたいのか。
② Doing その人は何をするのか。
③ Having その人は何を持っているのか。
④ Having 現状はどうか。
⑤ それは誰が定義したのか。
⑥ 現状を説明する状況は何か、何が起こったのか。
⑦ それは何を実現したかったのか。
⑧ それを実現したいと考える事の出来る人はどのような人か。
⑨ 実際に現状を説明する状況を起こすことの出来る人はどういう人か。
⑩ そういう人が能力を発揮できる状況は何か。

性格の再定義 (2)

Point -->> 反証する行動を導き出す。

① 望ましくない一つの性格について、それを証明する行動を10点あげる。
② 望ましくない上記と同じ一つの性格について、それを反証する行動を10点あげる。

性格の再定義 (3)

Point -->> 可能性を導き出す。

① 望ましくない性格について「私は~だ」と表現する。
② 上記の表現の後に「だから~できる」と付け加える。
③ ①②を7つ前後、挙げる。

例:私はしつこい性格だ、だからやり遂げる事が出来る。

Note


「自らの強み、仕事の仕方、価値観がかわっていれば、機会、職場、仕事について、私がやります、私のやり方はこうです、こういうもの にすべきです、他の組織や人の関係はこうなります、これだけの期間にこれだけのことを仕上げます、と言える。誰もが自らの強みについ て分かっていると思う、だがたいていは間違っている。分かっているのはせいぜい弱みである。最高のキャリアは、あらかじめ計画して手 にできるものではない。自らの強み、仕事の仕方、価値観を知り、機会をつかむよう用意した者だけが手にする。なぜならば、自らの得る べき所を知ることによって、普通の人が卓越した仕事を行うようになるからである。何事かを成し遂げるのは、強みゆえである。」
(引用:上田惇生『ドラッガー時代を超える言葉 洞察力を鍛える160の英知』2009年、ダイヤモンド社、[23][24] [28])

「性格とは日常の小さな言動の積み重ねにほかならない」ジェームズ・アレン

Use


「無いものは無い」
リソース・シートで、欲しいと思っているリソースは、すでに持っているものです。
もし、持っていなければ、全く気になりません。チェックを入れなかった項目を確認して下さい。