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  3. コーチの姿勢

コーチの姿勢


コーチは自分自身を客観視する必要があります。なぜなら、相手の感情に影響を受けて、アソシエイトすると、事実を見失うことになりま す。どのような状況であっても、デソシエイトとアソシエイトをコントロールすることによって、コーチングはより効果的になりま す。

クライアントは知識を学ぶのではなく、コーチのステートを学びます。


コーチが信じること


・クライアント自身が、自分で変わることが出来ると信じることができること
・コーチの介入で、もっと効果的に変わる事ができると信じることができること
・変化は役に立つと信じることができること
・変化は永続的で、発展すると信じることができること


コーチングの原則


・解決策、アドバイスでないこと
「うまいこといかへんわ」(解決策)「こうしたらええねん」
・解説、状況、分析でないこと
「この部屋涼しいねえ」(解説)「あそこの窓が空いてるから」
・評価、評論でないこと
「いろいろ大変やねん」(評価)「考えるからや」
・言い換えでないこと
「飲み会が多くて」(言い換え)「付き合いが多いのね」
・読心術でないこと
「どれくらいの量ですか」(読心術)「丁度いい量です」
・励ましでないこと
「落ち込んでるねん」(励まし)「もっと頑張れるやろ」
・感情移入でないこと
「腹立つわ」(感情)「私も腹立つわ」
・第三者の代弁でないこと
「怒られた」(代弁)「あんたのことを考えてんねんで」

解説や分析でない事、評価や評論でない事、助言や忠告でない事。コーチは代弁者であり、サポーターである。

・アドバイスしない
・解説しない
・評価しない

アドバイスより、物事の本質を教えます。


コーチングモデルイメージ


コーチング・モデル" 画像をクリックで大きく表示します

慈愛と慈悲は、私の考えでは、ありのままの力を信じることです。

評価は依存を生む


主体的な人は自己源泉で解決に向かいます。そうでない人は、他者のせいにするので、自分自身では解決できない、あるいは解決できない と思い込みます。主体性がないから、ジャッジメントすると依存することになります。

先生を取り合いさせない、→ 依存させない
自分が依存しない ←ジャッジメントしない
手は尽くすが、手は出さない
観察はする、注意attentionはするが、どうするかは本人に任せることで、主体性をサポートします。

依存について

依存とは、当初の目的をまだ果たしていない状態。
何かをまだ探している状態。
未完了の状態。
認めると完了する。

ex、不幸ねえ、気の毒ねえ。


思考することをサポートする


子供「のどが乾いた」
大人「じゃあ、これ飲みなさい」
思考を失い、依存する関係となる。
代わりに、相手に選択させることによって、自分が選択し、自分を表現できるようになる。今すぐ決められなくても、考え始めることをサ ポートします。

子供「チョコレートじゃないお菓子が欲しい」
大人「じゃあ、これにしなさい」
指示命令すると思考を失う。

子供「喉が渇いた」
日本親「これ、飲みなさい」
ドイツ親「それで?」
子供は自分の望みを実現するために、思考し、表現し、行動することを始めます。

コーチの判断基準


クライアントはこう思ういます。
「この人は、自分の言っていることが、自分で出来るかどうか、自己摘要出来るかどうか」を判断します。今ここで、それをすることが出 来るかどうか、を判断します。
同時に、コーチ自身が、あたかも素晴らしいコーチであると、自分で思い込み(大いなる妄想)、振る舞うことも、プロセスを摘要し、ク ライアントに安心と自身を与えることになります。


関連リンク


*コーチングについて
*コーチングの哲学
*コーチングの前提
*コーチングプロセス